こんにちは、Hammy'sです。Hammy's Online StoreをBASEからshopifyに移行して3ヶ月が経過しました。
以前、BASEからshopifyに移行した理由を紹介しましたが、実際に3ヶ月稼働させてみて分かった、shopifyのデメリットを紹介したいと思います。
なんでBASEからshopifyに移行したか
前回の記事で細かく書き出しているので、詳細は割愛しますが、移行した大きな理由としては
- BASEの手数料が高い
- 送料を細かく設定できない
- メニューやカテゴリのUI
といった感じです。
手数料に関しては、ある程度EC売上が上がってくると、月額課金の方が安くなるポイントがあります。その金額に達したときがBASEをやめるタイミングだと思います。
BASEにも月額課金することで手数料が安くなるプランが用意されていますが、どうせ払うならもっと良いものに移行した方がいいですよね?
また当店は雑貨屋なので、少量多品種の商品を取り扱っています。そういった業態なので、カテゴリの複雑化によるショップの動線設計などがBASEだとうまくできませんでした。
BASEは無料で始められる素晴らしいサービスなのですが、当店には相性が良くありませんでした。
shopifyで問題は解決できた
BASEで抱えていた問題は、shopifyに移行したことですべて解決することができました。
shopifyは月の利用料のほかは、決済手数料しかかからないので、支払いに関してはとても安定しました。
送料はデフォルトでかなり細かく設定することができるため、特別なカスタムなども必要ありません。商品のサイズ(重量)を設定することで、ネコポス/レターパック/ゆうパックと3種類の料金を設定できました。
メニューなどのデザインは、BASEと違いデザインの拡張性がとても高いので(というか完全に自由)、細かいところまで手が届きます。
shopifyに移行して分かったデメリット
ようやく本題ですが、shopifyに移行して分かったデメリットは以下の3点です。
- 英語ベースで調べないと解決できないことが多い
- Google広告との連携がかなり面倒
- 国産レジや会計ソフトの連携がまだまだ
よく売れる売れないを問題にする方やレビュアーを見かけますが、それは販促や集客に問題があるのでBASEでもshopifyでも違いはありません。
英語で調べないと解決できないことが多い
ここは移行前から知っていたことですが、shopifyの日本語での情報はインターネット上でもまだまだ少なく、基本的なことしか得られなかったりします。
しかし実際使ってみると「どうしてもここが分からない」といった箇所を調べても英語じゃないと解決できないことも多々ありました。
結局Google翻訳を使えば大丈夫なんですが、そもそも調べる人が苦手な人には少しハードルが高いかもしれません。
BASEやSTORESは、小売をやっている一般の方が自身でサイトを作って運用していることが多いと思いますが、shopifyを使っているケースは少ないのかな?といった印象です。
Google広告との連携が面倒
これはかなりストレスな要因で、Google広告を使用している場合、自動でマーチャントセンターとの同期ができません。
画像やタイトル、説明文などは同期できるのですが、商品カテゴリが自動同期されないため、手作業でマーチャントセンターの情報を入力しなければなりません。
当店は商品数が多いのでかなりめんどくさい。
そのうちアップデートが入って解決するだろうとは思いますが、現時点ではできません。
国産レジや会計ソフトとの連携が不便
Hammy'sのように実店舗もECサイトも持っている場合、今の時代はオムニチャネル化がマストです。
つまり会員情報や在庫情報をリアルタイムに連携させるということです。
これが不便。
しかし方法はあります。
店舗でのPOSレジはスマレジを使用しているのですが、スマレジとshopifyの間に、ロジクラのようなまた別のサービスをかませることで事実上の連携は可能です。
また、別の方法として、shopify、スマレジのAPI連携するアプリも販売されていますが、どれも20万から100万程度の導入コストと、月数万の費用がかかります。
これは小規模店舗にとってはコスト的に実現不可能なので使うことができませんね。
結局今のところ都度、手動で在庫を合わせていく方法をとっているのが現状です。時間が出来たら自分でAPI連携アプリを作ろうと思っています。
会計ソフトはfreeeを導入しているのですが、これもまだまだ使い勝手は良くありません。ただこちらに関しては無料なのでOK。
まとめ
こんな感じで実際に使っているから分かるデメリットを挙げてみましたが、shopifyにはいいところもたくさんあります。
ですが、国産のECシステムに比べるとまだまだハードルが高いので、制作会社としては美味しい状況なのかもしれませんね。