こんにちは、Hammy's浜野です!2024年5月12日(日)に「能登半島地震チャリティー映画祭」を無事に終えることができました。

来場いただいたお客さま、映画監督の石井かおりさま、出店者の皆さま、手伝っていただいた皆さま、会場となったゆうの皆さま、取材をしていただいたメディアの皆さま、本当にありがとうございました!

私たちHammy'sが企画運営したイベントはこれまでにもありましたが、チャリティーイベント&映画上映は初めての経験で、たくさんのことを経験できました。

イベントをやるきっかけ

能登半島地震に限らず、ボランティア活動など含めて、砂川市で何かしらの支援になるようなイベントを開催することってできないか?と夫婦でもよく話し合っていました。

今回、能登半島地震の支援イベントをやるきっかけになったのは、妻の優実の親戚が石川県珠洲市にて被災したこと、そして、2024年1月に石井かほり監督のSNS投稿を見つけたのがきっかけでした。

石井かほり監督が製作した能登を舞台としたドキュメンタリー映画二作品、チャリティー限定で使用できることを知り、映画祭をやろうと即決したのを覚えています。

準備を含めて2月から本格的に活動を始めました。

まずはイベントの内容。

  • なるべく堅苦しくしない
  • 楽しんでもらいたい
  • 能登の文化を伝えたい
  • 集まった寄付金は全額寄付!

そもそも私たちは映画上映は素人。でもやるからにはイベントポスターもクオリティ高くかっこいいものにしよう!とデザイン案から印刷まで2ヶ月以上かかりました。

でも完成したポスターはイメージ通りの素晴らしい完成度でした。(自画自賛)

映画の他に、石川県の食材を使った料理を飲食店に協力してもらったらどうだろう?というアイデアや、被災地の避難所にいる方々が不安、ストレス、慣れない生活などで疲れ切っていることを知り、リラクゼーションコーナーもやってみようと思い、「応援市」を同時開催することにしました。

また、会場のゆうが災害時の避難所に指定されているため、避難所のダンボールベッドの展示やハザードマップの配布を砂川市にお願いをしました。

準備期間

イベントの準備期間は約3ヶ月。大型のイベントとしては、準備期間が短かったのですが、たくさんの方にご協力をいただき、開催することができました。

今回、会場となった地域交流センターゆうのトライアル事業に採用していただきました。ゆうのスタッフの方には準備から当日までサポートをしていただきました。ありがとうございました。

フライヤーの配布では、砂川市外の方やHammy'sのお客様にもご協力していただき、約7000枚をお配りいたしました。市内でもたくさんの店舗にフライヤーを置かせていただき、色んな方から応援のお言葉をいただきました。

ラジオや新聞でも取り上げていただき、夫婦で走り回った約3ヶ月でした。

イベント当日

10時の開始と同時にたくさんの方で賑わいました。

映画上映まで応援市でお買い物を楽しんだり、石井かほり監督のメッセージや興禅寺の芳村さんが撮影した写真をじっくり見る方、ダンボールベッドを体験する方など、多世代の方々がそれぞれの視点で楽しんでいらっしゃいました。

普段、私たちが開催するイベントとはまた違った雰囲気で、温かく優しさに包まれた空気感でした。

実際に映画を観た来場者の方からは、

  • 「素晴らしいコンセプト、構成のイベントで、子どもも一緒に行けてとても良かったです。娘も真剣にチャリティーについてや、防災について考え込んでいました。」
  • 「ものづくりの大変さをかみしめながら違う場面場面で刺激になりました。」
  • 「自分が納得したお酒を造る、次の世代に繋ぐ、どれだけの想いがそこにあるのか。仕事に対する向き合い方も熱いものを感じました。」
  • 「親戚が石川県にいて、とても嬉しかったです。」
  • 「優しい気持ちになれるイベントに行けてよかったです。」

など、ここには書ききれないほどたくさんの感想をいただきました。中には涙ながらにお話される方もいて、そんな風にイベントを想ってくださり、私たちも嬉しく思います。

2本の映画上映の前に、滝川市にある興禅寺の僧侶 芳村紀良さんに被災地のお話をしていただきました。芳村さんは、今年の2月から石川県輪島市に定期的に訪れ、炊き出し、被災者のご自宅の片付け、傍聴ボランティアなどの活動をしています。

被災地の"今"を知ることができ、復興にはまだまだ課題があることを知りました。来場者の方からも、芳村さんのお話を聞けて良かったと感想をいただきました。お忙しい中、登壇を快く引き受けてくださった芳村さん、ありがとうございました。

寄付金について

会場に募金箱を置かせていただきました。映画上映が終わると、たくさんの方からお気持ちをいただきました。当日、映画が観れなくても、ぜひ寄付をしたい!という方も多かったです。

そして、応援市の出店者さまからもたくさんの寄付をいただきました。

改めまして、皆さまありがとうございました。

寄付額は「合計453,530円」が集まりました。たくさんのお気持ちが集まり、感謝の気持ちでいっぱいです。こちらは全額、公益財団法人ほくりくみらい基金(令和6年能登半島地震災害支援基金)に寄付させていただきました。

支援の輪

イベントを終えて、これで終わりではないと思っています。石井かほり監督のメッセージや興禅寺の芳村さんがおっしゃっているように、被災地は復興が思うように進んでいません。最近では、あまりニュースでも被災地の様子を取り上げられなくなっています。今一度、私たちは現実を知らなくてはいけないと思います。

「能登半島地震チャリティー映画祭」をきっかけに、多くに方の心に残って、何かを感じてくれたらと思っています。それが、石川県の今を知ることでも、家族や近くにいる方と災害について話すことでも、募金をしてみようでもいいと思います。
形は違くても、まずは「知る」そこから「動く」ことが大切だと思います。


今回、私たちのイベントがきっかけで他の街でも映画上映が決まりました。こうして、支援の輪が広がっていることをとても嬉しく思います。どんどん支援の輪が広がり、遠く離れた北海道からでもやれることはたくさんあると思います。

私たちも形を変えても、長く支援を続けていこうと思っています。